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お知らせ

第7回立高天文気象部同窓会報告

    第7回立高天文気象部同窓会報告

                 濵部 勝(高22)

 天文気象部同窓会が20231029日の午後1時から4時まで
ホテルエミシア東京立川(旧立川グランドホテル)で開催されました。
同窓会は2004年の第1回から3年おきに開かれていましたが、新型コロナの影響により、
今回は5年ぶりの開催となりました。なお本年は天文気象部の創部80周年にあたります。
参加者はOBOGの他に天文気象部顧問の可長先生と現役部員5名を含めて62名でした。
 司会者の高25期の新堂さんの開会宣言に続いて物故者への黙祷が行われたのち、
参加者全員で記念撮影(撮影は高11期佐藤さん)をし、続いて高23期の榊原会長の開会挨拶がありました。
 同窓会の報告及び提案事項としては、まず高26期の荒井さんから会則改定案の説明があり、
満場一致で可決されました。会計報告は高16期の笹原さんから行われ、
支援金追加募集のお願いもありました。新堂さんからは次期役員の紹介と提案があり承認されました。

 高12期の内田さんからは、創部100年つまり2043年までの天文気象部のサポートプランの説明と提案が行われました。
2005年に同窓会が望遠鏡を寄付してからすでに18年が経過し、望遠鏡の寿命の半分が過ぎたと考えられるので、
今から支援の準備をしておく必要があるというのが提案の骨子でした。
 高10期の徳田さんの音頭で乾杯を行ったあと、司会は高61期の竹内さんに交代し、懇親会に移りました。
 始めに現顧問の可長先生からご挨拶をいただき、天文気象部の現在、
SSHや昨年度より新設された創造理数科の現況についての説明がありました。
会員からの報告としては、始めに高22期の小林さんからは、
最初に天文に興味を持って望遠鏡を手作りしたころから、
天文台に入って色々な望遠鏡の製作観測に携わったお話をしていただきました。
また次には、高61期の山本さんから、気象台での仕事についてのお話をしていただきました。
 天文気象部の研究については高73期の浜島さんから「視程の自動観測」についての報告があり、
また現役部員の生徒3名からは「夜空の明るさの観測」について詳しい報告がありました。
生徒たちの研究内容は大変高度であり立派で感心させられました。

 今回の参加者の最年長は、高5期の馬場さんでしたが、「我が天文人生」として、
少年時代、高校時代、教員時代、退職後とずっと天文に関わられ、
現在でも様々な天文現象の観測を試みられているというお話を伺いました。
天文の趣味は非常に息の長いものと感じました。
 最後に校歌と「清涼と行く」を斉唱し、
25期の宮崎さんの閉会の挨拶を持って散会しました。次回は2026年に開かれる予定です。